3指数
- Dow・・・- 0.42%
- S&P500・・・+ 0.16%
- Nasdaq・・・+ 1.75%
この日はDowがマイナスな一方、Nasdaqが上昇しています。
セクター別に見てみると、長期金利の下落が続いているお陰かハイテク銘柄の上昇が目立ちます。
そのためハイテク銘柄のウエイトの大きなNasdaqが上昇したものと思われます。
一方エネルギーや素材などコモディティ関連銘柄はコモディティ価格の大きな下落の影響で
大きくと下落しています。
この影響でDowがマイナスで終わったものと思われます。
↑の画像はS&P500の1分足のチャートです。
相場が開いてすぐは少し下落をしていましたが、一日中上昇していることがわかります。
相場が開く前に先物は大きくと下落していました。
これはEU時間にEU相場が大きく下落したためだと考えられます。
↑の画像はEU50の1分足チャートです。
こちらは対照的にEU相場が開いている時間一日中下落を続けていたことがわかります。
↑の画像はNasdaqの1分足チャートですが、もちろん米国株先物もEU相場につられて下落していました。
経済見通しの悪化は各国で課題となっています。
今はリセッション懸念で利上げについても早い段階で利下げに踏み切るのではないかという見方も出ています。
上海では再びロックダウンリスクが高まっています。
これを受けて、株、債権利回り、コモディティの全てが下落傾向にあり、
相場はリセッショントレードという表現がしっくりくるほどリセッションを警戒した動きが続いています。
ETF
この日はリスクオフでハイテク銘柄が強かったこともあって
ARKKやIPOが強いですね。
コモディティ価格が大きくと下落しており、DBC(コモディティのETF)の下落が目立ちます。
GLD(ゴールド)は今までそこまで大きな下落となっていませんでしたが、
この日は大きく下落しています。
↑の画像はARKKの日足チャートです。
この日大きくと上昇していることがわかります。
もう少し上昇して前回の反発時の高値である46ドル近辺を上抜ければ
しばらく上昇が続きそうですね。
この日強かった銘柄
Affirm(AFRM)・・・+ 15.36%
特にポジティブなニュースはなさそうですが、
リスクオフ相場となり、グロース銘柄やIPO銘柄が強かったこともあり、
それらが追い風となっているようです。
また、消費者が物を購入するための資金を調達するために分割払いサービスを運用するAffirmにとっては
金利下落はさらに追い風となっているように思います。
Crocs(CROX)・・・+ 12.22%
靴メーカーのCrocsですが、
7/5にLoop CaptalのアナリストがCrocsのレーティングを
HoldからBuyにアップグレードしました。
また、目標価格も52.42ドルから75ドルに引き上げました。
Crocsはパンデミック銘柄ではなく昨今の下落は行き過ぎだとの見方を示しました。
Norweigian Cruise Line(NCLH)・・・+ 9.97%
この日は原油価格が下落してたこともあり、
燃料が直接的なコストとなるクルーズ株や航空株にとっては
ポジティブなニュースとなっていそうです。
また、 Norweigian Cruise Lineは船に乗る前に今までコロナの検査を実施していたのですが、
このコロナの検査の中止を発表しました。
クルーズ船に乗る前にコロナの検査をする必要がなくなったようです。
この日弱かった銘柄
Freeport-McMoRan(FCX)・・・- 6.64%
金や銅の鉱山株であるFreeport-McMoRanですが、
引き続き金や銅が大きくと下落をしており、
その影響で下落しているようです。
7/4にRaymond JamesのアナリストはFreeport-McMoranの
レーティングをOutperformで維持しつつも
目標価格を59ドルから52ドルに引き下げました。
Freeport-McMoranのこの日の終値は27.26ドルとなっています。
Devon Energy(DVN)・・・- 5.84%
この日は原油価格も大きく下落していたこともあり、
エネルギー関連銘柄も大きく下落しています。
↑は原油の日足チャートですが、この日の下落の大きさがわかります。
リセッション懸念が高まり続ける間は下落が続きそうに思います。
ASML(ASML)・・・- 3.87%
半導体製造装置メーカーのASMLですが、
米が中国へASML装置の販売を禁止するよう各国に求めていることがわかりました。
日本やオランダに対して働きかけを行っているようです。